
≫ 多め勢の大将と一緒に本物の「手打ちそば」を打ちませんか?
多め勢では、平成10年より、岩田屋コミュニティーカレッジにて「そば教室」を 開催していますが、その卒業生によって「福岡そばの会」が結成され、現在(平成19年)会員数100名程になっております。
1年間を通して、各地「そば教室」の開催や、農村との(そば栽培)交流会など活発な活動をしております。興味のある方は、お気軽にお問合せ下さい。
本物のそばを、福岡の老舗そば店の大将が職人の技を披露しながらお教えします。
≫ おいしいそばを打つためには
おいしいそばを打つための、守るべし「五か条」!
- 一、良いそば粉を手に入れる
そばを打つ前に一番大事なことは、良い粉(打ち易い粉)を手に入れるという事です。又これは、食べて美味しい粉とも云えます。一般に土産店や、デパートで販売されている粉は、手打ちには向きません。できれば食べて美味しいと思われた、そば屋さんで分けて貰えるようにして下さい。 - 二、打ち粉を手に入れる
そばを打つ時、打ち粉という粉が必要ですが、これも一般では手に入りません。やはりそば屋 (手打ちをしている処)さんで分けて貰うしかありません。 - 三、そば打ち道具を揃える
そばを打つ為には、打ち台、捏ね鉢、麺棒、まな板、こま板、包丁の6種類の道具が入用です。打ち台(コンパネ、ベニヤ板)、捏ね鉢(ボール)、まな板(プラスチックまな板)、こま板(カステラの木箱の蓋)とそれぞれ代用できます。ネットでもセット販売されています。 - 四、そば打ちの極意
昔から、そば打ちの極意は、一鉢・二延ばし・三包丁と云われていますが、一番難しいのは最初の捏ねの段階です。その日の気温、湿度で毎回微妙に加水の量が変わります。これをプロの間では“水廻し”が良い、悪いという言い方をします。堅くも柔らかくもない、打ちやすい生地を作ることは、とても難しい仕事です。これが出来るようになれば、そば打ちも一人前と云えます。 - 五、釜前のこと
最後に案外そば打ちでは見落とされていますが、プロのそば屋で、そばを湯がく職人を「釜前」と云います。手打ちのそばの湯がき時間は、約50秒から1分位です。又それ以上では太打ちになりますし、それ以下では細打ちとなって仕事がしにくいと云われています。その日その日で少しずつ違うそばを見きわめて、秒単位でゆで分ける釜前の職は、その店の主人か店長と決まっています。打ったそばを旨くゆでる釜前の仕事は意外と難しいものです。